日本の品種
青首系
日本では、根の上部が淡緑色の
青首大根が流通の主流。
青首大根は栽培しやすいです。
甘みが強く、辛みが少ない。
人気が高いです!
白首系
地方品種に多く見られる。
辛みが強く、身が固いものが多いです。
煮物や漬物、刺身のつまに利用されることが多い。
鮮度のいいもの
葉の部分
葉がみずみずしいものを選びましょう。
葉が切り落としている場合も
切口がみずみずしいものを選びましょう。
青首大根の場合、葉の近くは青いものを選びます。
根の部分
白い部分はしっかりと白くなっているもの。
皮に艶とハリがあるもの。
ひげ根の穴があまり深くなく目立たないもの。
重量感があり、まっすぐ。丸みのあるもの。
ひげ根の穴が縦一直線に並んでいるものは辛みが少ないです!
カットされているもの
断面に酢が入っていないもの。
※スの周辺が青黒くなっているものは、老化に伴う生理現象で「青アザ症」です。
大根の栄養素
葉酸
全身に酸素を運んで、赤血球をつくって貧血を予防します。
DNAを正常につくるサポートをします!
葉酸はビタミンB群の仲間で、胎児の正常な
発育に不可欠な栄養素です!
ビタミンC
コラーゲンをつくって血管を強化します!
血管、筋肉、骨、皮膚などの細胞をつなぎ、丈夫に保ちます。
抗酸化力が強い。体内の酸化を防ぎ、老化を防ぐことができます。
鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収されやすくなります。
カリウム
体の水分バランスを保ちます。
ナトリウムによって血圧が上がると、ナトリウムを排出して血圧を正常に保ちます。
カリウムとナトリウムと協力して筋肉の動きを制御します。
アミラーゼ
アミラーゼはでんぷん(糖)を分解する消化酵素です。
消化酵素は胃腸の働きを整える成分です。
酵素は、熱に弱いため、おろしなどの生食がおすすめです!
保存方法
葉の保存方法
葉は根の栄養を吸い上げたり、葉から水分が失われることを防ぐため、
根元から切り落として、別々に保存します。
葉はすぐにしなびるため、購入後すぐにゆでます。
そして、冷蔵か冷凍で保存します。
根の保存方法
根は丸ごとラップや濡れた新聞紙に包んで乾燥させないように、夏場は野菜室へ。
冬場はベランダで、日光や風に当たらないように注意して保存しましょう。
カットしたもの保存方法
ラップに包んで野菜室に保存し早めに食べきりましょう!
使いかけの大根おろしや固ゆでしたものを冷凍保存します!
下ごしらえ
下ゆで
煮物をする時は、下茹でが基本。
長時間煮る場合は、皮をむき、煮崩れしないように切口の角をとります(面取り)
米のとぎ汁を利用してゆでるとアクや苦みが抜けやすくなります。
厚めの輪切りの場合は、裏面に浅く十文字に切り込みを入れておきます。
鍋にかぶるくらいの水を入れ火にかけ、竹串がとおり
全体が透き通ってきたらゆであがり!
料理ポイント!!
大根の葉(上部)
大根の上部は甘いので、生でサラダにしても◎
※生食の場合は時間が経つと独特のにおいが強くなるので注意!
また、緑黄色野菜の葉にはカロテン(ビタミンA)、
ビタミンCやビタミンEが含まれており、油との調理で
カロテンが吸収しやすくなります!
大根の中部
大根の真ん中の部分は広い用途で料理に使えます。
おでんなど煮物にもGOOD!!
大根の下部
大根の下の部分は辛いので漬物に最適です。
たくあんなどの漬物にしましょう!
大根の皮
皮にもビタミンが豊富に含まれています!
辛みがあるので浅漬けやきんぴらにしましょう!
旬と産地
大根の旬
大根はだいたい11月~3月までが旬です。
寒い時期に土の中でおいしい大根が育っているんですね!
大根の生産地
主な生産地は千葉、北海道、青森などです!
ただ、大根は全国各地で生産されているため、
地産のおいしい大根を入手することも可能です!
|